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小江戸川越御朱印巡り

妙善寺

妙善寺は、同じ埼玉県川越市にある「天台宗中院」を別格本山にもつ末寺です。
道人山三心院と呼ばれ、その中院にいた尊能法師という僧侶が、父母の菩提寺として、624年(寛永3年)に建立したのが妙善寺です。尊能法印の父母の法名からお寺の山号と院号、妙善寺というお寺の名前が付けられたと言われています。

1788年(天明8年)の火災によって寺院は焼失してしまいました。以後仮堂でしたが、1978年(昭和53年)に壇信徒の総力によって再建され現在まで至っています。
また、北側の菅原神社や六塚社も、尊能法師が寺領に勧請したものでしたが、天明の大火によって後に現在の社地に移されたと言われています。

創建時、妙善寺のご本尊は薬師如来でしたが、今ではご本尊として不動明王が祀られています。脇には阿弥陀如来、観世音菩薩、毘沙門天が安置されています。
不動明王の像は秘仏として大切に安置されており、通常は見ることはできません。ただし、お正月・お盆期間には本堂正面中央に祀られている毘沙門天像への参拝ができます。
不動明王は特に厄除け・煩悩退散・祈願成就にご利益があるといわれていて、煩悩や不幸を取り除き、現世でのご利益を頂きたいという方に寄り添ってくれる仏様です。

境内には室町時代嘉吉元年(1441年)契薫大姉逆修の年号を有する板碑供養塔、石造りの地蔵尊(元禄6年)、さつまいも地蔵尊等があります。

妙善寺の見どころ

妙善寺の見どころ・おすすめスポットは以下の3点です。

妙善寺参拝

妙善寺山門

小江戸として古くから栄えてきた埼玉県川越市にある「妙善寺」は、天台宗中院の末寺として知られてきました。また、妙善寺は小江戸川越の七福神めぐりの第一番「毘沙門天」でもあり、七福神の縁日である毎月1日は、午前中から七福神めぐりの参拝客が多く訪れます。
七福神巡りは松の内(1月15日)までにするのがいいとされているためか、1~2月と、七福神の縁日とされる毎月1日に多くの人で賑わいます。

妙善寺山門閉
普段は門が閉まっています。
川越街道沿い入口
川越街道沿いの入口

その日以外だと、普段は門が閉められていますが、川越街道沿いに別の入口があるので入れるようになっています。
妙善寺では、ご本尊として不動明王が祀られています。また、ご本尊の従者として阿弥陀如来像と観世音菩薩像などが共に安置されています。不動明王は特に厄除け・煩悩退散・祈願成就にご利益があるといわれています。

妙善寺本堂内部 妙善寺本堂指差し

この不動明王は、人々の一切の煩悩を打ちはらい、人が間違った道に進まないよう導いてくれる存在です。日本では足利尊氏や上杉謙信など武将として名高い人物からも信仰を集められてきたため、武運の神様のイメージが強い方も多いかもしれません。
煩悩や不幸を取り除き、現世でのご利益を頂きたいという方に寄り添ってくれる仏様です。
本堂で参拝を行ってから、境内さんぽを始めましょう。

小江戸川越七福神巡り毘沙門天

妙善寺本堂外観
毘沙門殿
毘沙門天

妙善寺は小江戸川越七福神めぐりの第一番「毘沙門天」でもあります。
毘沙門天(毘沙門王・ベイシラマナ天)は七福神の一柱で、妙善寺では護法神、つまり仏教の守護神としてご本尊とともに祀られています。

毘沙門天はもともとは古代インドの財宝の神様が発祥で、なんでも聞くことができるという意味を持つ名前で呼ばれていたことから「多聞天」とも呼ばれています。
その多聞天を音で聞いたときに毘沙門天という文字で表され、現在では毘沙門天の名が広く知られる様になりました。
毘沙門天は、全身を鎧でおおい、右手には鉾、左手には玉塔を持っています。鉾は邪を払い打ち勝つ力強さを、玉塔は幸運と財産を表しており、その容姿と持っている仏具から闘いと福徳の神様として崇められてきました。現在は、勝利運・幸運・財産のご利益があると信じられ、合格祈願や必勝祈願などで訪れる人が多いです。

境内さんぽ

さつまいも地蔵尊

さつまいも地蔵尊

妙善寺の境内には、「川越さつまいも地蔵尊」という名の珍しいお地蔵さまがいます。その名の通り、サツマイモを優しく抱きかかえている姿をしています。
サツマイモはその昔、飢饉による食糧不足対策として広まり、やがて江戸時代には焼き芋となって広まっていきました。江戸からほど近い川越のサツマイモは焼き芋にするのにぴったりで、現在では名産になるほど川越のサツマイモ作りは盛んになっています。
そして1995年(平成7年)に、琉球からのサツマイモ伝来390周年、関東にサツマイモが持ち込まれてから260周年、戦後50周年を記念し、健康と当地のさつまいも文化の発展を願って川越さつまいも地蔵尊が建立されました。
妙善寺では、いもの日まつりと言って毎年10月13日に「いも供養」が催されます。サツマイモやご先祖さまに感謝し、サツマイモに関する話や健康祈願(ガン封じ)したお芋の配布、奉納芸能などが行われ地元の人や参拝者で賑わいます。

妙善寺水琴窟

妙善寺の水琴窟

妙善寺にある水琴窟は一見ふつうの手水鉢ですが、耳を澄ましてみると琴を鳴らしたような音が聞こえてきます。
地面に大きなツボのような甕(かめ)が埋められており、その中に水滴が落ちると音が反響して、不思議にも琴のような繊細な音色が鳴り響くという仕掛けが施されています。
この水琴窟は江戸時代に茶人の小堀遠州によって考えられたと言われていて、日本庭園などによく用いられる風流な文化です。実際に耳を当ててみると、なんとも言えない澄んだ音色が鳴っていました。各寺社の水琴窟では異なる音色を聞けます。

妙善寺の御朱印

寺務所

妙善寺の御朱印は、本堂一階に設けられた授与所でいただくことができます。
通常いただける妙善寺の御朱印と、小江戸川越七福神めぐりの毘沙門天の御朱印の2種類があります。妙善寺の御朱印には、中央に大きく「不動」の文字が書かれています。
御朱印の初穂料は妙善寺の御朱印は300円、七福神御朱印は200円です。

妙善寺の御朱印
妙善寺の御朱印
毘沙門天の御朱印
毘沙門天の御朱印
妙善寺(みょうぜんじ)
住所 埼玉県川越市菅原町9−6
電話 049−222−7559
休日 無休
拝観料 無料
参拝時間 境内は参拝自由。
駐車場 無料駐車場有
アクセス 「川越駅」から500m。徒歩約6分。
「本川越駅」から1250m。徒歩約12分。